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  • 執筆者の写真TAG Think About Goals.

信用するか信用しないかは・・|資本金

皆さん、こんにちは。


シンク・アバウト・ゴールズ株式会社

共同代表者の森下です。


TAGは、「シンク・アバウト・ゴールズ株式会社(Think About Goals Inc.)」として、

正式に産声をあげました。


これからも、どうぞよろしくお願いいたします。


今日は、資本金についてお話します。


資本金1円でも会社は設立できる

 

 資本金とは、出資者が会社設立時に払い込んだ金額であり、事業を行う上での元手となるものです。

 

旧会社法では、有限会社は最低300万円、株式会社は最低1,000万円必要でしたが、現在の法制度においては、出資者が株式発行に際して、株式会社に対して払い込む額(金額は規程されていない)となっているので、1円でも設立が可能です。


 しかし、起業すると、会社設立費用や運転資金等、元手が当然必要です。

 

 「資本金1円」で設立できたとしても、資本金で賄えない費用は、経営者からの借入金や融資に頼ることになります。

 

 通常、会社設立費用+設立後3か月の運転資金(売上ない場合)<資本金ぐらいで設定するのが一般的です。


資本金≒企業の信用力?

 資本金は、取引先の会社や融資を実行する金融機関にとっては、信用できる会社なのかを推し量る判断材料となり、資本金を取引基準としている会社もあります。

 

 設立間もない会社が、資本金1円で、すべて借入金で賄われていいると、実績や売上もありませんので、信用力が低いと判断されるかもしれません。


 資本金1円の会社を信用するか信用しないかは、相手次第となります。


 ただ、資本金が、大きいからといって、その会社が稼ぐ力を有しているかは全くの別問題です。資本金が大きくても収益が小さい会社、資本金が小さくても好調な会社はたくさんあります。


資本金はいつ必要?

 法令では、「設立時発行株式につき、その出資に係る金額の全額を払いこみ~」とあります。


 設立時発行株式が決まるのは、定款記載の発行株式数および金額が、公証役場で認証された後となりますので、それ以降、法人設立の登記申請までの間となります。



資本金払込み時の注意点

 会社設立時は、会社の口座がありませんので、発起人個人の口座に振り込みます。


 法人登記の申請時に、振り込んだ証明として、銀行通帳またはネットバンキングの画面コピーを提出します。


 私たちの登記申請時は、ネットバンキングの画面コピーを提出したのですが、登記申請を終えてほっとしたのもつかの間、申請先である法務局より連絡がありました。


「これは、誰の口座なの?? 名義人が表示されていないので受付できない」



 ※電話口の向こう側のイメージ。またか!といったニュアンスでした...


 ネットバンキングの場合、UI重視でコピーして使うことなどを想定していないため、取引明細部分に必要事項が掲載されていない場合があります。

 複数ページを使って証明する等工夫が必要ですので、皆さんも登記申請時には注意してください。(私たちは、すぐに追加申請し、事なきを得ました)



資本金は会社のお金

 払い込んだ資本金は、会社、法「人」のものとなります。会社の費用(会社設立費用にも使えます!)、経費でしか使うことができなくなります。

 


まとめ

・資本金は、株式発行を引き受ける発起人が準備する ・会社は、資本金1円でも設立できるが、設立・運転資金の手当てと信用力を考えて設定 ・ネットバンキングの場合、出資金払込み時の証明書コピーに注意

・資本金は、会社・法「人」のもの





出典一覧


               出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』


                  出典:電子政府の総合窓口『e-Gov』法令検索







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